【水の棺】後悔が人生中ずっと残るのは、他人をじゃなく、自分を責め続けているからだなぁ
【水の棺】を読みました。
ぬぐえない切なさもあり、わずかな安堵もあり、レトロ感もあり、なんとも表現しにくい良い物語でした。
一番感じたこと、というか、自分の人生と照らし合わせて思ってしまったのは、
『後悔が人生中ずっと残るのは、他人をじゃなく、自分を責め続けているからだなぁ』
という感想。
他人を責めたり恨んでるうちは後悔には繋がらない、ただ他人のせいにしていればいいから。
だけど、その本質の理由は、結局、自分なんだと気付いた時に、本能的に分かってしまった時に、後悔という重荷がのしかかる。
あ、ちょっと本自体の感想とはずれてしまいましたが(笑)、、、、最近色々思うところがあり(笑)
この物語は好きです。
最後がどう終わるんだろうって明示してくれてると思いつつそんなに簡単でもある意味幸せでもない、まさになんとも表現できない物語。
淡いうすぼやけたような色がいくつも重なって、濃い赤になったり黒になったり、グレーになったりクリーム色のままだっり、、、、
不思議な淡く濃い物語でした。
今、この素敵な本がでKindle Unlimitedで読めますよ。
嬉しいですね。
こういうテイストの物語が好きだと、
【雪の断章】という本、好きかと思います。
私の勝手なおすすめ(笑)
この本は、好きな本10冊に入る私の大好きな本です。
切なさと幸福感がほんのり読了後に残る素敵な本です。